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違法献金を知らないで済ます総理に政権担当の資格なし?


違法献金を知らないで済ます安倍総理に政権担当の資格なし?



http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150227-OYT1T50138.html

「知らなければ違法でない」…首相、問題視せず
2015年02月28日 08時34分

 安倍首相は27日の衆院予算委員会の集中審議で、望月環境相と上川法相がそれぞれ代表を務める政党支部が国の補助金交付企業から寄付を受けていたことについて、「(補助金交付を)知らなければ違法行為ではないということは法律に明記されており、違法行為ではないということは明らかだ」と述べ、問題視しない考えを示した。

 集中審議では、野党側が両氏に対する寄付について、補助金交付企業の献金問題で辞職した西川公也前農相と同じケースだとして追及した。これに対し、望月氏は「(補助金交付は)承知していなかった。適法だと思っている」と述べ、上川氏も「全く承知していなかった。しっかりと調査をして説明責任を果たしたい」と違法性を否定した。



こう言ういい加減な法律を作ったのも国会議員、このようなことで免罪を主張するのも国会議員、擁護しているのが総理大臣。こんな国に平和と反映がくるわけがない。どこが美しい日本だ。

知るべきを知らざるは是罪なり

知らなければ罪でないとするのを認めるのは騙されたケース。知ろうとしても知ることが出来なかったケースだ。

法律を知らなかったら?其れは駄目に決まっている。国会議員は立法責任がある。既存の法律関係も理解したうえで立法をつかさどるのは当然。

まして、国会議員に関わる法律を知らないのは議員利殖掃討だろう。

ご都合で法律を拡大解釈して免罪の幅を広げるのは最低の行為。

安倍内閣が金まみれ、構造的問題を持つと批判されても当然。安倍は反論しているようだが中身のない喧嘩言葉を返しているに過ぎない。正にこの姿こそが安倍政権の金まみれの象徴ではないか。

反省がない、レビュー(原因追求)がない、改善がない。正に居直りなのだ。

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「知りませんでした」は子供の言い訳だろう。説明責任は役割立場に相応しい知る努力を十分したかどうか。これを白日のしたで説明することだ。



総理の野次問題とか安倍は出鱈目が多く、下品になってきた。もう駄目なんじゃないか。



http://mainichi.jp/opinion/news/20150228k0000m070102000c.html

社説:大臣とカネ 「知らない」では済まぬ

毎日新聞 2015年02月28日 02時31分

 ますます深刻な事態である。西川公也前農相の辞任に続き、安倍内閣の閣僚に関連した政治資金問題が次々と明るみに出ている。そんな中、とりわけ看過できないのは、政権側が「知らなかった」という弁明で乗り切ろうとしている点である。

 望月義夫環境相と上川陽子法相がそれぞれ代表を務める自民党支部は、国の補助金交付が決まっていた地元の同じ総合物流会社から政治献金を受けていた。

 政治資金規正法は補助金の交付決定を受けた企業や団体に1年間、政治献金を禁じている。補助金は税金であり、それを受けた企業や団体が献金するのは税金が政治家に還流する形となりかねないからだ。「政治家と業界の癒着」につながる根本的な問題といえ、西川氏の辞任も同様の献金問題がきっかけだった。

 ただし、同法は政治家側に対しては補助金の交付を知りつつ献金を受けてはならないと規定している。つまり知らなければ違反にならないというわけだ。望月氏らが「補助金交付は知らなかった。だから違法でない」と強調するのはそのためだ。

 だが、一連の問題は報道各社が調査・取材して判明したものだ。当事者である政治家側が事前に把握するのは不可能ではないはずだ。逆に今の規正法が政治家側の怠慢を生み、言い逃れに利用されているとすれば、この際、「知らなくても違反」と法改正し、厳格化すべきである。

 下村博文文部科学相は、同氏を支援している各地の団体「博友会」が政治団体として届け出をせず、同法違反の可能性が指摘されているほか、同法で禁じられている外国人からの寄付なども明らかになった。

 一方、西川氏については辞任後に国会に提出した資料で、補助金を受けていた会社から約4年間で1000万円近い顧問料を受けていたことが明らかになった。

 昨秋、不透明な政治資金支出で小渕優子前経済産業相が閣僚を辞任する際、「知らなかったでは済まされない」と語った。ところが、その後の衆院選で再選されたから決着済みということなのか、辞任時に約束していた詳細な調査報告をいまだにしていない。

 西川、望月両氏も小渕氏と同様、昨秋発足した第2次安倍改造内閣で入閣している。その時にも今回とは別の資金問題が指摘されていたのを忘れたわけではあるまい。第3次安倍内閣の組閣に当たり、本人も安倍晋三首相らも厳密にチェックをしなかったのだろうか。

 「知らなかった」で済まそうとする閣僚に対し、安倍首相は「与野党ともに政治家は自ら説明責任を」などと繰り返すだけだ。衆院選で大勝したおごりというほかない。