正月NHKスペシャル「ネクストワールド」が示すのは恐怖の「超監視社会」?
今年最初のNHKスペシャルで新シリーズ「ネクストワールドNEXTWORLD」がスタートした。時代は今から20年後から30年後を想定しているようだ。
ホーキンス博士の人工知能が人間を上回る見ようによっては不安な未来予測も概ね同じ時代だ。
ビッグブルーからワトソンへとIBMはコンピューターを進化させた。ワトソンの次はもう既に人工知能の時代になっているかも知れない。
しかし、番組内容は詰まらない。ちぐはぐな組み立てでリアリティを出そうとしているが返ってコミカルだ。ビッグデータの使い方で見えそうなことを並べてみましたみたいな。番組が示したものは単純に、「超監視社会」でしかない。過去と現在のビッグデータを瞬時に処理するコンピューターネットワークが実現する社会は超監視社会。これが現実だ。
問題はその先。超監視を踏まえて何をするか?。
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人間が勝手に描くシナリオ。これが問題だ。危険に対する無自覚。
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人工知能が悪意を持つ日はいつか?
人間にとっては悪意でも人工知能にとっては当たり前の思考に過ぎないこと、それが何かが分かれば今から手を打てるかも知れない?。多分、論理矛盾に陥るだろうから、無理だ。
簡単なことだ。人間同士が殺しあう現実がある。国家間でも個人間でも、争いは絶えない。
人工知能が人間の支配下にあれば最初から敵対する相手に対して悪意を内蔵させている訳だ。ビッグデータの中に悪意の現実が刻まれているに違いない。