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マイクロソフトの決断?「Office for iPad」リリースのインパクト
マイクロソフトの決断?「Office for iPad」リリースのインパクト
Office for iPad
http://office.microsoft.com/en-us/mobile/
マイクロソフトはウインドウズとオフィスを売る会社だ。ウインドウズとオフィスは社会インフラの一つと言ってもおかしくない標準ソフトウエア。パフォーマンスリッチなパソコン、ワークステーションの上で重量級のソフトウエアがぐいぐい動いて我がまま一杯で凝り固まったような要求に応えてビジネスドキュメントを処理してくれる。
我儘なユーザーニーズを取り込んで機能のお化けになったオフィス。オフィス2003でも機能の10%も利用できなかったのに、その後もバージョンアップを続けて不毛の進化を遂げてしまった。そういう可愛そうなソフトなんだ。
世界は、しかし、モバイルデバイスの時代。オフィスもウインドウズも出番を失った。誰でも使えるブロードバンドが現実のものになって、飛び出したネットPC。その究極の姿を目指す形で、タブレットも出現している。主役はマイクロソフトでは最早無かった。
この使い難いオフィスがそのままプアPCのタブレットに乗ってきたらうんざりだ。本質的でシンプルなオフィスに生まれ変わって乗ってきて欲しい。ドキュメント(文書)の概念も変わりつつある今、本当に必要なものは誰が提案してくれるだろう?。
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文書の保存形式は古くて新しいテーマだろう。オフィスを考えるとこの問題にぶつかってしまう。本当に複雑な書式が標準で次世代に残すものか?。次々バージョンアップを繰り返すものは信用できない。よほど、フォーマットを開示したPDFの方に分がある。それでも紙・画像・シンプルテキストには勝てない。
結局は、ブラウザという基盤の上で表現できればなんでもいいんです。
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マイクロソフトのビジネスモデルはブロード版で崩壊した。というかサーバー環境のベンダーに落ち着いたでしょう。オフィス関連では、書式をライセンス公開して自らは撤退することでしょう。今回はiPad版リリースでじたばたしてますが、基本的なビジネス構造は破綻しているので早々に撤収プログラムを作動させることだね。
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