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(起業展望)金券ショップビジネス

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(起業展望)金券ショップビジネス


日常的に流通する貨幣(硬貨)・紙幣(日銀券)はそれ自体が最大価値だから、これが交換(取引、換金)のベースになる。

世の中に存在するものは殆どが換金価値を有する。どんなガラクタもゴミと思われるようなものでも、店頭に名前や説明などと一緒に値段を付けて並べられれば立派な商品だ。

自明の不偏的な価値もあれば説明を要する狭小(ニッチ)価値もある。普遍的なものは流通量も多いから多くの店舗が用意される。ニッチなものは店舗は少ない。いたーネットは、しかし、ニッチに光を与える。ロングテールビジネスが成立する。市場のサイズが実店舗の町内から地球規模に拡大できるのだからニッチも最早小さくない。



金券ショップの商品

さて、金券ショップの商品は何か?

基本的には換金価値のある印刷物。 印刷物は商品として販売されているものもあれば非売品のものもある。

はがき、切手、収入印紙など政府発行のものは期限もないし、値崩れしない。基本価格が予め決まっているので安心安定がある。郵便局より少し安く買い取り、それより少し高く売ればいい。ギフト券も特に期限も無いから同じ発想になる。

映画の鑑賞券、鉄道切符などは期限付きだから、リスクを抱えることになるので、より安く買い取ることになる。

割引券など定価の存在しないものもある。これらは流通相場に照らして決めるしかないが、流通量は限られるので、只同然で買い取って、多くはゴミになってしまうだろう。

欲しがる人が一人でも存在すれば商品として成立する金券(換金可能印刷物)という商品はとても面白い。

商品は印刷物ということは、普通に郵便で買ったり売ったりできるのだ。主婦のアルバイトでもできる。店舗はインターネット。倉庫も要らない。



競争による淘汰が始まる。既にチェーン店舗を全国に広げながらの寡占化が徐々に始まっている。金券(商品)の仕入れと販売の規模を拡大して安定化を図る。しかし、市場規模があるレベルを超えると大手参入の脅威になる。例えば、アマゾンとか楽天が始めたら金券の回収すら出来なくなるだろう。脅威を認識して肥大化を始めた組織は止まることがない。

起業としては一時的なアルバイト。気疲ればかりで得るものはないかな。

コツコツ1円を溜める口だな。